ああ無情

 自分のやってきた勉強、研究じみたものが、結局、ものにならないということに薄々気づいて、気づいたところで他に打ち込めるものなどとうになく、ただ日々の張り合いがなくなるだけであり、そうした堂々巡りの末に、再びまた書物に向かう。
 そんな人生。



 夏が終わる。
 
 
 自分の人生でなにが喜びなのだろうか。