2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ああ無情

自分のやってきた勉強、研究じみたものが、結局、ものにならないということに薄々気づいて、気づいたところで他に打ち込めるものなどとうになく、ただ日々の張り合いがなくなるだけであり、そうした堂々巡りの末に、再びまた書物に向かう。 そんな人生。 夏…

江ノ電

今回の旅の目的。

赤はまさに赤となり

今日はこれに。 http://town.sanyo.oni.co.jp/kikaku/chagall/pc/ シャガールの絵を通して、赤はまさに赤となり、青はまさに青となる。作品を生で観ることでしか味わえない色の神秘。 上記URLにもあるけれど、《空飛ぶアトラージュ》(1945年)が特に良か…

China Town

横浜中華街ではこちらにお世話になった。 接筵(地図/写真/横浜中華街/中華料理) - ぐるなび 名物スープチャーハンと水餃子を食べたのだが、とってもおいしかった。店に通いたくなる味。 そして、約7年ぶりに関帝廟に行った。 高校の修学旅行の最終日は、…

横浜美術館特別展より

横浜美術館で観たのはこれである。 DOMAIN ERROR 非常にポップであるというのが全体を通しての印象である。展示の前半は彫刻、後半は絵画やスケッチといった類であるが、中盤には作者のアトリエを再現した空間もしつらえてあって、そこにかかっていた一枚の…

旅を終えて。

お盆休みは横浜と鎌倉に行ってきた。 渋谷、みなとみらい、横浜美術館、赤レンガ倉庫、神奈川県庁付近、新江ノ島水族館、鎌倉大仏、小町通り、鳩サブレー本店、横浜中華街、関帝廟。ざっとこんなものだろうか。 みなとみらいな風景。 新幹線の中で、同時に、…

存在は包み込みを内在している。

中古レコード屋で見つけた逸品。マーラー:交響曲第9番アーティスト: バルビローリ(サー・ジョン)出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン発売日: 2010/10/20メディア: CD クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る とてもあたたかい。特に弦。 第4…

ほも

そのものが「現にそこに在る」ということを記述しようとおもったら、内的なベクトルのせめぎ合いを、恒常性(ホメオスタシス)にまつまる二極のせめぎあいを、述べるしかない、のではないか。 そういう暗黙のテーゼを前提すれば、ハイデガーの言っていること…

永遠の14歳

自分は一体何者なのであろうか。 結局のところ、何者でもなかったのである。とはいえ絶望する必要はない。今からその何者かに為ればよいのである。

明るみへ

高校時代からお世話になっている『新アクセス独和辞典』によれば、 Licht 光、あかり Lichtung (森林の)樹のまばらな所、林間の空き地 だそうである。 ハイデガーのユニークな思索において、ではLichtungとは? この Lichtung という語について、ハイデガ…

『今が一体いつなのかわからないし、ここがどこなのかもわからない。』

生まれてからの18年間、ずっと過ごしてきた岡山の地にこうして舞い戻ってきて、いろいろおもうことはある。 僕の大学4年間は、なんだったのだろう。もうそれは、ほとんど幻影のように霞む。梅田、石橋、箕面、三宮、西宮、難波、奈良、京都河原町... 地名に…

あうぐすとぅす

はっきり言って、クラシック音楽は常に既存の社会制度に安住し続けてきた。 近代以来の様々な制度、たとえば予約制演奏会や教養主義に寄りかかって今に至るクラシック音楽が、近代発祥の諸制度の地盤崩壊にともなって磨滅してゆくのも時間の問題である。 だ…